保育士がすすめる!5歳向け知育絵本12選!好奇心旺盛な時期に最適

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好奇心いっぱいの5歳児は、何にでも興味を持ち始め、知識を吸収する力がぐんぐん伸びる時期。
そんな5歳児にはどんな本をよんであげたらいいのか悩むところではないでしょうか?

良い絵本との出会いは、子どもの心や体の成長に深くかかわってきます。心が豊かに育ち、知育の土台を育み、子どものさまざまな力を伸ばしていくことができます。

5歳向け知育絵本とは?

5歳向けの知育絵本とは、遊び心を取り入れながら、学習につながる要素を盛り込んだ絵本のことを指します。

子どもの好奇心をくすぐりつつ、発達段階に応じたさまざまな力を伸ばすことを目的としています。具体的には、以下のような特徴を備えた絵本が知育絵本に分類されます。

数や文字、図形などを学べる内容
言葉や物事の認識力を高める仕掛け
想像力や思考力を刺激する展開
親子のコミュニケーションを促すもの

例えば、絵を見ながら数を数えたり、簡単な文字を識別したりできる絵本は、算数や国語の基礎を身につける助けになります。また、「もしも〜だったら」といった発展的な問いかけのある絵本は、想像力を働かせる良い練習になるでしょう。

知育絵本は、子どもが楽しく遊びながら自然と学べるよう工夫されています。ストーリー性や美しい絵など、絵本本来の魅力も兼ね備えているので、子どもの興味を引き出しやすいのが特徴です。

大切なのは、詰め込みにならないよう、子どものペースに合わせて活用することです。知育に効果的とはいえ、あくまで絵本は子どもにとって楽しいものであるべきです。無理のない範囲で、親子のふれあいの時間に取り入れていくのが望ましいでしょう。

また、絵本を通して親子で楽しく、よりよいコミュニケーションが取れるので、絆がより深まります。子供の心には誰に読んでもらったどんな本なのかも残ります。この記事を読めば、親子の時間を彩る素敵な絵本が、きっと見つかることでしょう。

5歳児向け絵本選びの6つのポイント

5歳児にはどんな絵本を選べばいいの?5歳児の心をはぐくむ絵本を選ぶ際のポイントを次に挙げますので、参考にしてみてください。

1. 言葉の豊かさ

5歳児に適した絵本は、言葉の豊かさが大切です。わかりやすい表現を使いつつ、想像力をかき立てる比喩表現やオノマトペ(擬音語・擬態語)を効果的に取り入れることで、子どもの語彙力や言語感覚、感受性を育むことができます。

読み聞かせを通じて、楽しみながら自然と多彩な言葉に触れられる環境を作ってあげましょう。絵本の中で表現されるリズミカルな言葉の繰り返しによって、子どもの心に印象付けられ、自然と語彙が増えていきます。

  • 語彙を増やせる絵本
  • 言葉遊びが楽しめる作品

2. ストーリー性

5歳児になるとストーリー性のある絵本を好むようになり、想像力が豊かに展開されていきます。

起承転結のある物語や、主人公の成長や冒険を描いた展開は、子どもの興味を引き付け、想像力を刺激します。

また、ストーリーを通して、感情移入する力や物事の因果関係を理解する力も養われます。

  • 想像力を刺激する物語
  • 少し長めの話でも楽しめるもの

3. 知識を広げる内容


「どうしたらこうなるの?」「もっと知りたい!」という探究心を芽生えてくるので、知育絵本や図鑑タイプの絵本を選ぶと興味や関心を育てるきっかけとなります。

動物や植物、乗り物など、子どもが興味を持つテーマを扱った絵本は、楽しみながら知識を広げることができます。また、日常生活や社会のルールを学べるストーリーも有益です。

絵本を通して、子どもの認知能力や思考力を育むことができるでしょう。

  • 身近な社会や自然について学べる
  • 数字や文字に親しめる絵本

4. 感性を育む絵

絵本の挿絵は、色彩や構図、タッチなどで子どもの感性に働きかけます。優れた絵は想像力を刺激し、美的感覚を養うだけでなく、絵を通して感情を読み取る力も育まれます。

子どもの興味を引く絵柄や、温かみのあるタッチの絵本を選ぶようにしましょう。美しいビジュアルと心に響くストーリーは子どもの感性や想像力を豊かにする要素がたくさん詰まっていますね。

  • 美しい絵や写真が使われている
  • 芸術性の高い作品

5. 興味に合わせた題材

5歳児の興味は十人十色です。恐竜や車、プリンセス、スポーツなど、子ども一人ひとりの好みに合わせた題材の絵本を選ぶことで、より夢中になって楽しめるでしょう。

子どもが好きなキャラクターが登場する絵本も効果的です。興味を引く題材であれば、繰り返し読みたがる傾向にあります。

先ずは子どもの興味のあるものを選ぶことは最重要ですね!絵本が大好きになること間違いなしです。

  • 子どもの好きなテーマの絵本
  • 季節や行事に関連した内容

6. 読み聞かせやすさ

読み聞かせのしやすさも実は大切なポイントです。文字の大きさや量、言葉の難易度が適切だと、スムーズに読み進められます。

一文が長すぎず、言葉の抑揚をつけやすい文章構成だと、子どもも聞き取りやすくなります。絵本を開いた時の印象や、ページをめくる楽しさも、読み聞かせの質に影響します。

感動を共有することで親子の会話も弾みます。

  • 親子で楽しめる内容
  • 繰り返し読んでも飽きない作品

絵本を選ぶ時のポイント6つを解説しました。お子さんの興味を聞くものや、あかあさんといっしょに楽しめるものまで、5歳ならではの成長期に合わせて選んでみてください。

保育士が厳選 5歳児の知育絵本

ここからは5歳児を育てているおかあさんへ、保育士がえらんだ一押しの知育絵本をご紹介します。
読み聞かせたり、一緒に笑ったり、コミュニケーションを取りながらお子さんの好奇心も刺激されます。知育にも最適な絵本を選びました。ぜひ参考にしてみてください。

5歳向け 絵本のロングセラー 

長い間読み継がれる絵本は、知育としても子供の心を育む点においても、素晴らしいものばかりです。

挫折しそうなときも、前を向いて頑張るあきらめない心や、人を思いやる心の豊かさなど、5歳児の教育に必要な要素がぎゅっと詰まっています。

迷ったときは、ロングセラーの絵本にしてみましょう。

三びきのこぶた

三びきのこぶたが最終的にオオカミに勝つ姿を見て、子どもは疑似的な「成功体験」を味わうことができます。

この弱いものでも強いものに工夫や努力で困難を乗り越えられる「成功体験」は、将来挫折しそうになった時に思い出し「自分も諦めずに頑張ればいい結果が得られるかもしれない」というポジティブな気持ちになり、支えとなることでしょう。


引用:Amazon

かさじぞう

寒い冬、おじいさんが持っているすべての「かさ」を使い、雪の中のお地蔵さまたちにそっとかぶせます。

そんな心優しいおじいさんの行いに感謝したお地蔵さまたちが、おじいさん夫婦に幸せを届けます。相手を思いやる心や感謝の気持ちを育てる心がほっこりする日本の昔話です。

引用:Amazon

あおいとり

見るだけでも感動する水彩画のやさしい絵と、心に残る物語の両方を楽しめる、世界の名作でもある、いわさきちひろの名作絵本です。

どこかにいる「幸せを運ぶ青い鳥」を探して、不思議な旅に出るチルチルとミチル。幸せとは?あおいとりはいたのでしょうか?

引用:Amazon

知育に最適!楽しみながら学べるしかけ絵本

しかけ絵本は「次のページはどんな仕組みがあるかな?」と 一緒にワクワク予想しながらページをめくるので、共に感動でき、親子の絆が深まります。

立体的なしかけは、構造の仕組みを考える思考も育ててくれます。

また、何度見ても新しい発見があるので、読む度に違う楽しさを感じることができます。

どうぶつたちの
森のおみせやさん

森の中には、どうぶつたちがそれぞれ工夫を凝らしたお店を開いている個性豊かな「森のおみせやさん」があります。

「どんなお店があるのか​​な?」と、ページをめくるたびにワクワクが止まりません。子どもと一緒に「自分だったらどんなお店を開く?」とアイデアを出し合う時間も楽しいでしょう。

引用:Amazon

不思議の国のアリス

小さな女の子アリスが迷い込む、不思議な世界。そこには驚きとワクワクがいっぱいの冒険が待っています。

読むだけではなく触って楽しめる、特別な一冊です。物語の世界に迷い込むアリスと一緒に、親子で冒険してみませんか?
めくるたびに驚きと発見が待っている、夢いっぱいの絵本です!

                                      引用:Amazon

                                     

ポップアップ 虫の世界

ページを開くと、色鮮やかな昆虫たちが目の前に現れてきます。まるで本物の昆虫を間近で観察しているような感覚になることでしょう。

昆虫の秘密がたっぷり詰まった解説や多彩な仕掛けで昆虫の生態を体験できるので、昆虫好きなお子さんにはもちろん、初めて昆虫に触れるお子さんにもおすすめです。

引用:Amazon

読み聞かせでママと一緒に楽しめる

読み聞かせは、親子で一緒に過ごした楽しい時間として、いつまでも心に残る思い出になります。忙しい日常の中で癒しの時間となり、また、感動を共有できるのです。

ほんの5分、10分でいいんです。特に寝る前の読み聞かせは、安心感を与え、良い睡眠にもつながります。

だるまちゃんとてんぐちゃん

絵の中にはだるまちゃんやてんぐちゃんの道具が細かく描かれていて、子どもがじっくり観察する楽しさがあります。また、だるまちゃんとてんぐちゃんの表情や動きが愛らしく、ページをめくるたびに笑顔になれます。
だるまちゃんの工夫と優しさ、親子でほっこりしながら、心あたたまる時間を過ごせることでしょう。

引用:Amazon

                                              

ともだち

シンプルながらも深い感動を与える絵本で、子どもたちの心の素晴らしさや人とのつながりの大切さをそっと教えてくれる一冊です。

友達とのトラブルや孤独感を感じている時に読むことで心が温まり、友達に対する気持ちが整理されるかもしれません。「ともだちってどんな存在だと思う?」と話すことで、親子のコミュニケーションにもつながることでしょう。

                       引用:Amazon

はらぺこあおむし

小さな卵から生まれたあおむしはお腹がペコペコ。 ページをめくるたびに子どもは「あ!次は何を食べるのかな?」とワクワク。

最後には、大きくなったあおむしが蝶になる感動的な結末が待っています。
親子の宝物の一冊になること間違いありません。

引用:Amazon

感性を育てる 想像力をかき立てる絵本

めっきらもっきらどおんどん

普段の生活とは違う異世界に触れることで、子供の想像力を刺激します。妖怪たちが個性的で、怖いけれどユーモラス。怖さと面白さの絶妙なバランスが感情を豊かにします。

また、「めっきらもっきらどんどん」という呪文や、妖怪たちの歌のリズムは、子どもに言葉遊びの楽しさを教えてくれます。

                                       引用:Amazon

ちいさいおうち

丘の上に立つ赤い屋根の「ちいさいおうち」は、四季折々の美しい景色に囲まれて、幸せに暮らしていました。ちいさいおうちが、時代流れのとともに変わっていく景色を経験する物語です。

最後にはまた自然に囲まれた幸せな暮らしが戻ってきますが、変わりゆく時代や幸せとは何かを考える心温まる物語です。

引用:Amazon

にじいろのさかな

絵本の特徴である「にじいろに輝くウロコ」は、子どもの目を引きつける美しさです。また、海の中のカラフルな色彩や生き物たちの描写が、視覚的な感性を刺激し、「美しいものを楽しむ心」を育てます。

そんなに美しくても孤独だった「にじいろのさかな」が孤独でなくなるためにしたことは・・・分かち合うことで得られるほんとうの幸せは共感を呼び、心に響くことでしょう。

引用:Amazon

まとめ

好奇心旺盛な5歳児向けの絵本を選ぶポイントは6つあります。

1. 言葉の豊かさ
2. ストーリー性
3. 知識を広げる内容
4. 感性を育む絵
5. 興味に合わせた題材
6. 読み聞かせやすさ

知育絵本は、楽しみながら親子で学べるとっておきの本です。ポイント6つを押さえて選んでみて下さい。大切なことは、おしつけずこどものペースに合わせてあげることです。

親子の宝物となるような素敵な1冊を見つけてくださいね。


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