「小顔矯正はどんな効果があるのか」「何が原因で顔が大きくなってしまうのか」誰もが疑問に感じたことがあると思います。今回は小顔矯正について詳しく解説したいと思います。
最近では自宅でできる美顔器が多く発売されていたり、小顔に見えるメイク方法もネット上にたくさん載せられています。
筆者の学生時代も100円ショップに売っているフェイスローラーで小顔を目指していました。どの世代にもある悩みであり、年々美に対するハードルも上がっているように感じます。
今回の小顔矯正の記事でみなさんが求める「美」に少しでも近づくことができれば幸いです。
小顔矯正とは
小顔矯正とは小顔にするために手技で行う整体施術のことです。施術方法は施術者によって様々ですが、ほとんどの施術は「筋肉をゆるめる」「むくみ取り」を目的に行っています。
頭やお顔には小さな骨がたくさんありますが、人の力で頭蓋骨や顔の骨、関節を動かすことは医学的に不可能です。小顔矯正の施術では筋肉や筋膜を緩めてむくみを取り、引き上げることで小顔効果を発揮します。
注意してほしいことは小顔矯正は「整形ではない」「骨を動かすわけではない」ということです。力強く押してしまうと神経の圧迫や他の部位への負担になるので、施術を受けるお店の見極めが大切です。
顔が大きく見える原因
顔が大きく見える原因は「筋肉の緊張」「血行不良」「姿勢不良」の3つです。難しいように感じますが、皆さんの日ごろの生活で思い当たるものがほとんどだと思います。これを機に見直してみてくださいね。
①筋肉の緊張
顔の筋肉が凝り固まると膨張して顔が大きくなります。食いしばりや歯ぎしりなどで顎周りの筋肉が発達してしまうからです。
顔には小さい筋肉がたくさんあります。マスク生活で表情筋をうまく使えていない方や、食事を片方で噛む癖がある方は特に大きくなりやすいです。
②血行不良
血行不良は筋肉の緊張や冷えによって生じ、むくみにも繋がります。首・肩・頭皮の筋肉、血管、リンパは顔と繋がっているので、肩凝りに悩まされている方は必然的にお顔の悩みも増えてしまいます。
お客様の中でもお顔や首肩周りが冷えている方が多いように感じます。夏はエアコン、冬は低気温で冷えてしまうので季節を問わず注意が必要です。
③姿勢不良
姿勢が悪くなれば筋肉のバランスが崩れ「歪み」が生じます。頬杖をついていたり、長時間横向きで寝ていると、片方にだけ力が加わるのでお顔や体の左右のバランスが崩れてしまいます。
よほど大きい力や事故でない限り、関節や骨は動きません。歪みは崩れた姿勢によって筋肉の使い方が変わり、他の部位を支えようとすることで生じるのです。
お客様の中でもデスクワークの方や長時間下を向いて行う仕事の方は、お顔や肩こりの悩みが多い傾向にあります。まずは無意識に行っている「足を組む」「頬杖」「食べ物を片方で噛む」などの癖を見直すことが大切です。
小顔矯正の効果
小顔矯正の効果はお顔が小さくなるだけではなく、目の疲れや頭痛の改善などにも効果があります。顔が大きくなると見た目の問題だけではなく、体の不調にも影響するのです。
①リフトアップ
顔のたるみは年齢だけでなく、頭皮や首肩の筋肉の凝りでも生じます。筋肉は凝ると収縮する特徴があり、顔から首に繋がっている筋肉が下に引っ張られるため、たるみに繋がります。
まずは頭皮・首肩をほぐし、引き上げることでリフトアップに繋がります。ただし永久的な効果ではないので、ストレッチなどで頻繁に筋肉をほぐしてあげることで効果の持続に繋がります。
②顔の左右のバランスが整う
「頬杖」や「食べ物を片方で噛む」などの癖によって、筋肉の左右差が生まれます。小顔矯正施術では首肩、頭皮と咬筋の筋肉を同時に緩め、左右のバランスを整えることが可能です。
ただし「頬杖をつかない」「両方で噛む意識をする」など、自身の癖も治す必要があります。小顔矯正でバランスが整っても、普段の癖が治らないと意味がないからです。
③むくみ改善
小顔矯正はお顔だけでなく首肩周りの筋肉を緩めるため、むくみが改善します。むくみは筋肉の凝りとリンパの流れが悪くなるために生じます。
首肩が凝るとお顔だけでなく、体も必然的にむくみます。まずは脇の下や耳の後ろなどのリンパをほぐすことから始めて、巡りを改善することが大切です。
リンパは老廃物を流してくれるので「美肌効果」もあり、ニキビやくすみなどの肌トラブルで悩んでいる方に特におすすめです。
④眼精疲労の改善
小顔矯正施術には目の疲れにも効果があります。後頭部や目の周りにたくさん目のツボがあり、施術の際にほぐすことで血流が改善します。
目の周りをほぐすと筋肉の緊張が取れ、むくみも改善するので目を大きく開けやすくなります。女性の方は特にスキンケアの際にほぐしてあげると、目がぱっちり開きメイクの時間が楽しくなります。
⑤頭痛改善
小顔矯正は頭痛の改善にも繋がります。首肩が凝ったり食いしばりや歯ぎしりなどで、頭皮の筋肉や筋膜も凝り固まってしまいます。
「筋肉は凝ると収縮する」傾向があるので頭皮が凝ると収縮して頭痛に繋がります。小顔矯正には頭皮をほぐし、ゆるめる過程があるので頭痛も和らぎます。
実際に筆者のお店に来られるお客様も「小顔になりたい」だけでなく、「眼精疲労」「めまい」「頭痛」などの悩み改善を目的に来られている方も多いです。
通う頻度
通う頻度は最初は1週間に1度が理想的です。数回続けると脳が覚えて小顔をキープしてくれるので、それからは2~3週間に1度、1か月に1度などのサイクルで行うといいでしょう。
ただし、施術者や施術方法によってサイクルは違うので、施術者の指示に従ってください。
効果を持続させるためのコツ
効果を持続させるためには「運動」「全身のストレッチ」がかなり重要です。筋肉の上にある「筋膜」は頭から足先まで1枚で繋がっているため、体が硬くなると必然的に顔にも影響します。
運動が苦手な方は無理をせず「肩をぐるぐる回す」「ラジオ体操を1番だけする」など簡単なもので大丈夫です。凝りの原因になる「長時間同じ姿勢でいない」ことを意識することが最も大切です。
まとめ
顔が大きくなる原因を3つ、小顔矯正の効果を5つ解説しました。小顔矯正は美容のためだけでなく、みなさんが抱える「慢性的な悩み」にも効果的です。
顔が大きくなる原因
①筋肉の緊張
②血行不良
③姿勢不良
小顔矯正の効果
①リフトアップ
②左右のバランスが整う
③むくみ改善
④眼精疲労の改善
⑤頭痛改善
小顔矯正は整形ではなく骨を動かすこともできないので、何もしないと元に戻ってしまいます。しかし即効性があり、痛みもない施術なので気軽に受けていただける魅力的な施術です。
ただし、1度きりの施術では意味がありません。数回続けていくと体が覚えてくれるので、まずは続けることが大切です。
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