子どもが朝なかなか起きなかったり、朝泣いてしまう事はありませんか?朝テンションがやけに低くなったり、体調悪いそぶりが続いたり…。それは子どもからのサインかもしれません。
このまま不登校になってしまったら…私も仕事が出来なくなったら…と不安がよぎります。
今回は私の実体験をもとに、同じような悩みを抱えている親御さんたちへ、学校に行きたがらない子どもの対処法や接し方などを解説いたします。
突然学校に行きたがらない 子どもの変化を見逃さないで
学校に行きたがらない症状は、突然始まります。その場合、なにかしらのサインがあります。普段と少し違う様子を見逃さないようにしましょう。
学校に行きたがらない 前触れのない子供の変化
うちの息子は小学一年生の時に突然、学校を行きたがらなくなりました。家を出る時間に玄関に行くと足が止まり、急に泣きながら「学校いけない」と訴えたのです。
「なんで?」
これが私の最初の気持ちでした。この日から我が家の葛藤が始まったのです。
この状況で無理やり行かせていいのか?親としては悩める問題でした。
不登校という言葉が頭をよぎりましたが、まだ決めつけるのは早いと思いました。
「今日だけかもしれない」
落ち込みながらも明日に期待するしかありませんでした。
毎日つづく「学校にいきたくない」
結局1日だけかと思えば、次の日も続きました。毎朝、続くこの状態にうんざりしてイライラしてしまう事も。
息子の場合、朝自分でできていたことができなくなりました。学校で先生に手を引かれ、私は振り向かず逃げるように車に戻るしかありませんでした。
親の気持ちと不安
私自身も余裕がなくなり「学校の何が嫌なの?」と声を荒げてしまう事もありました。
「本当にどうしたらいいの…」
出口の見えない毎日。学校を欠席する日もあり、勉強が遅れしまうのが心配でした。
休んでも何も変わりません。親として、どう対処したらいいのか?まずは子供の気持ちを汲み取ることが必要です。
子供の気持ちを汲み取る
どんなお子さんでも、親を困らせたくないという気持ちがあります。
「なんで行けないの?」
と問いただしても最初は素直に話せません。まずは、お子さんの気持ちを理解することから始めましょう。
「何が嫌なの?」
責め立てる事は逆効果です。余計に子どもは話せなくなります。
どんな理由であっても親に怒られると思い、ますます気持ちを閉じ込めてしまいます。
ご褒美やペナルティで無理に行かせようとするのもやめましょう。
どんな状態でも、ありのままのお子さんを受け入れる事がとても大切です。
学校に行きたくない理由は?
なぜ行きたくなくなるのか聞いた事はありますか?そしてお子さんは何と答えるでしょうか?もしかしたら親にも言いづらい気持ちがあるのかもしれません。息子の場合
「ママと離れたくない」
本当にそれだけなのか、と頭を抱えました。周りに聞いてみると、学校に行きたがらない子が多い事を知り、安心しました。
子どもには様々な理由があります。友達関係、勉強、先生との相性。
大人にとってなんでもない事が、子どもは大きなストレスになる事があります。
本人に聞いて、はっきりしないようであれば、無理に追及せずに様子を見るようにしましょう。親としては早く解決したくもなりますが、焦りは禁物です。
更に悪化しないように、お子さんのペースに合わせましょう。
日頃からのコミュニケーション
子どもの気持ちを理解するのに重要なのは、コミュニケーションです。忙しい毎日で、お子さんとの会話が少なかったりしませんか?
普段の会話からヒントや前触れが見つかるかもしれません。
誰と仲が良いのか、テストで点はとれているのか、授業にはついていけてるか等、日常のコミュニケーションが大切です。
会話の中で息子の苦手な単元を見つけたのです。算数のさくらんぼ計算につまずき、授業が進むのが苦痛だったようです。
不登校になってしまうとどうなる?
学校に行かない間も授業は進んでいきます。子どもの学力も落ちてしまうので、学校と連携をとる必要があります。
学校での団体生活の目的は、学力の向上だけでなく、人との関わり方や、協調性等の社会性を育むことも学べます。他にも人間関係、集団行動のマナーも身に着けていきます。
もしも、家族とだけの関わりになると、大人になった時に社会に出るのが難しくなります。子どもの気持ちに耳を傾けながら、リスクも考えた対処をしましょう。
成功事例とアドバイス
ではどんな対処方法が有効なのでしょうか?経験談と共に我が家での成功事例をご紹介します。お子さんにそれぞれの理由がありますので、参考に対応してください。
我が家がやってみた事
息子の特徴を理解し、寄り添った対応をしました。
我が家が実践した事はこの5つです。
・親のスクールカウンセリングを受けた
・事前にやる事を時間割りで確認する
・ママも一緒に頑張ると伝える
・休日も学校の子と遊ぶ
・勉強は予習をする
この5つをやりながら様子を見ていたところ、ある時「学校に行く」と言い、自分で歩いて登校してくれました。
歩いて登校する後ろ姿を見て、涙が止まらなくなりました。
まとめ
朝の苦痛は耐え難い事もありましたが、しっかり寄り添い続ければ、子どもも自分の為に頑張ってくれているんだと必ずわかってくれます。
私の実体験でお伝えすると、子どもが学校に行きたがらない時には、下記のような対処がおすすめです。
・子どもの気持ちを理解して、寄り添う
・行きたくない理由を考えて、解決に向かう
・不登校へのリスクも考える
・周りの人にも協力してもらう
・1人じゃない、家族は味方という事を伝える
この対処方法により、息子の状況は落ち着きました。親は状況を、本人は自分自身を受け入れる事で解決につながります。学校と連携をとりながら、ご家庭でも対応してみてください。
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